江戸川区南部に位置する葛西地域は、都心近郊で利便性が高い住宅街として発展してきた。地下鉄東西線の葛西駅をアクセス拠点とし、快速通過駅にも関わらずかなりの乗降人数(およそ10万人/日)を誇る。駅周辺情報として、北口に少々コリア・タウンじみた一角があり、韓国料理店などが軒を連ねている。葛西駅を発着する路線バスは多く、近隣の駅までの移動も便利な街である。ランドマークとしては、東日本で1番人気を誇る水族館「葛西臨海水族園」や、富士山・海ほたる・レインボーブリッジ・東京ディズニーリゾートなどを一望できる日本最大級の観覧車「ダイヤと花の大観覧車」を擁する「葛西臨海公園」が有名だ。夜の街という側面としてはキャバクラや風俗店が多く、風俗の中ではデリバリーヘルスが比較的多く営業している。
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東京の「島」といえば、東洋のガラパゴスと言われて名高い小笠原諸島や伊豆大島が思い浮かぶが、今回の題材である「妙見島」は、そういったリゾート地とは趣を異にする、完全なる工業地帯である。かつては千葉に属していたが、明治28年に東京に編入された。島の周囲は護岸舗装され、以前は少しずつ浦安に向かって移動していたという。廃墟といってもおかしくない見てくれだが、島内唯一の宿泊施設がラブホテルであったり、島内唯一のレストランが地中海料理の店だったりする謎めいた島である。